血液センターで働く薬剤師の求人について

薬剤師として就職や転職を考えているけど、血液センターが候補に入っていなかったという人も多いのではないでしょうか。調剤薬局や病院などで働くイメージが強い薬剤師ですが、実は色々な現場で必要とされています。その中で今回は、多岐に渡る薬剤師の仕事内容や血液センターで働く際のメリット、求人情報などについて説明していきます。

北九州の薬剤師の求人


薬剤師の就職先

薬剤師は、6年制の大学の薬学部を卒業し、国家資格に合格した薬のスペシャリストです。仕事内容としては、一般的に、医師からの処方箋をもとに薬の調剤を行う調剤業務や、患者に薬を出す際に行う服薬指導などが挙げられます。

就職先は、主に、調剤薬局や病院、ドラッグストアなどです。しかし、その他にも、活躍の場は多岐に渡ります。例えば、製薬会社や研究機関、食品メーカーなどで行っている、医薬品の開発や研究なども薬剤師の仕事です。

また、学校で薬品の管理に携わったり、自衛隊や刑務所などで公務員として勤務したりするという選択肢もあります。多くの可能性がある薬剤師という仕事ですが、中でも意外と知られていないのが、血液センターでの仕事です。

血液センターとは

そもそも、血液センターとはどのような施設なのでしょうか。血液センターは、日本全国にある日本赤十字社の施設です。献血者からの採血のイメージが強い血液センターですが、採血後の感染症予防のための血液の検査や輸血のための血液製剤の製造及び管理も行っています。

その後、製造された血液製剤は、適切に医療機関へ供給される仕組みとなっています。血液の採血や製剤化、管理を一貫して行い、医療機関への供給など情報管理を含め、血液に関する業務全般をとり行っている施設といえます。

血液センターで働く薬剤師の仕事内容

では、血液センターで働く薬剤師が実際に行う業務はどのようなものなのでしょうか。実は、配属される部署によって、仕事内容は様々です。採血された血液は、患者の必要とする成分のみを輸血するための血液製剤などになりますが、薬剤師がその製造業務に携わる場合もあります。

また、採血した血液が安全に使用されるために、日々様々な研究を行っている部署や、血液製剤の保管や適切な供給のための品質管理を行っている部署もあります。血液製剤の製造を行う部署では、薬剤師が実際に血液中の成分を分けて製剤化を行います。

その際に使用する機器の管理なども薬剤師の仕事となります。血液製剤の品質管理に携わる部署に配属された場合は、血液に関する検査全般を担当します。感染症を防ぐための検査や、血液中の微生物や抗体の検査など、品質管理のために様々な試験および研究を行います。

さらに、医療機関からの問合せなどに対応するための、情報収集及び情報提供を行う部署に配属される場合もあります。いずれの場合も、かなり専門的な仕事内容であるといえます。

血液センターで働く薬剤師のメリット

血液センターで働くメリットとしては、仕事内容の幅が広く、多くの経験が積めるという点が挙げられます。どの仕事も専門的で、一般的な調剤業務などを行う薬局や病院では経験できないようなスキルを身につけることができます。

品質管理においては、これまでの経験を活かしながら、より詳しい知識や経験を得ることができますし、製造においても、様々な研究を重ね製品化などの喜びを得ることができます。また、部署により仕事内容が違うため、配属後に結果を出して、自分に合った部署を目指すことや、仕事の幅を広げることも可能です。

薬剤師の仕事というと、調剤業務などが主になる場合が多いですが、血液センターでは調剤等の業務がない反面、薬剤師に任せられることの少ない様々な業務に携わることができます。薬剤師として、研究職のように開発や検査などの業務に携わることのできる仕事は多くはありません。

どの部署に配属された場合も、血液という人命に関わる仕事に携わるため、常に緊張感を持って仕事に取り組む必要がありますが、その分やりがいは十分に感じられそうですね。

求められる資質、向いている人

調剤薬局やドラッグストアなど、患者と直接関わる機会の多い薬剤師の仕事ですが、血液センターでは、基本的に研究職のような施設内での作業が中心となります。

そのため、服薬指導や接客などより、黙々と試験等を行いたいという人に向いているといえます。一般的には、薬の処方や販売を行う薬剤師ですが、血液センターでは、血液製剤の製造など開発や研究の側面が強いため、もともと薬の開発などに携わりたかった人にとってはおすすめの仕事です。

血液センターで働くために特別な資格などは必要ありませんが、人命に関わる仕事なので、臨機応変に対応できるような人が望ましく、責任感や緊張感を持って仕事に取り組むことが求められます。また、血液センターは、日本では日本赤十字社だけが唯一その役割を担っているため、倒産や解雇などの心配の少ない安定した職場であるといえます。

職員は準公務員扱いとなり、給与面では、製薬会社などの高収入が見込める職場に比べると決して高くはありませんが、勤務年数によって上がっていく仕組みです。安定した職場で働きたい人に向いているという一面もあります。

血液センターの求人

実際に薬剤師として就職先や転職先を探していても、血液センターでの募集を見たことのない人は多いのではないでしょうか。

実は、血液センターの求人情報は、転職サイトや求人サイトを通さず、各センターなどが直接募集をかけていることが多いのです。

そのため、基本的には日本赤十字社のホームページ上で求人情報を確認することが必要です。また、安定した職場環境で解雇等が少ないこともあり、求人自体が頻繁に出ていないという側面もあるようです。

一般的には、薬剤師専門の転職サイトに登録して有益な情報を得ることが多いですが、血液センターに関しては、各センターのホームページや日本赤十字社のホームページをこまめにチェックして情報を得る必要がありそうです。

薬剤師が幅広い業務に携わることができる血液センター

血液センターでは、調剤業務や服薬指導などの一般的な薬剤師の仕事の枠にとらわれず、多くの専門的な業務に携わることができます。人命に関わるため責任感の必要な仕事ですが、製剤の研究へのやりがいを感じたい人やスキルアップを目指したい人、新しいことに挑戦したい人は、選択肢のひとつにしてみてはいかがでしょうか。

求人情報は日本赤十字社のホームページで確認できるので、ぜひ一度チェックしてみてください。